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【2話】実録|東京ギャング物語 ~カラーギャングへの加入~

ネット小説
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著:アンダギーサンダギー

※この話は実話を基にしたリアルな物語ですが、実在する団体や個人名を伏せるために、至る所に仮名を使っています。


前回のエピソードはこちらから

カラーギャングへの加入

少年A「いや、さっきの人らにも言ったんですけど、自分らは大人数でつるむのが好きじゃないんで、愚連隊とかそういうの興味ないっす。」

リーダー格のスキンヘッド「そんじゃ明日からこの街で見かけ次第、刺すからよろしく。」

少年A「いやここ、僕らの地元なんすけど。」

リーダー格のスキンヘッド「今度から俺らがこの街仕切る事になったから。〇〇会(地元を仕切るヤクザの組)の下で正式にね。」

少年A「…、マジでめんどくさいんすけど…。」

そういえば黒づくめの集団には少年Aの後輩ブラジル人がいたのであった。

少年A「おい、どうなってんだよこれ…」

後輩ブラジル人「いや俺らもめんどくせえと思ったんすけど、〇〇会絡んでるみたいだし、そういう事らしいんでまあしゃあないなって(笑)」

リーダー格のスキンヘッド「まあメンバーつっても会費があるわけでもないし、そんなに悪いもんじゃないと思うよ。俺らは暴走族とかと違って縦じゃなく横の繋がりを重んじるチームだから。」

少年A「そんな夢みたいなチーム聞いた事ないんですけど(笑) 今まで先輩付き合いとかそういうグループみたいな事って上下関係めんどくさくて避けてきたんで。」

リーダー格のスキンヘッド「いや、俺らがやってるカラーギャングってのは今までの日本の古い暴走族みたいな愚連隊とはわけが違うのよ。海外のギャング文化から影響受けてる愚連隊だから、喧嘩や殺しもやるけど、基本的には年上も年下も家族っていう考え方をするわけ。だから横の繋がりでみんな仲間内では楽しくやってるわけ。」

少年A「ふーん…、まあたしかにそれならなんか、面白そうかも…。暇だし…(笑)」

友人C「知ってる後輩もいるし良いんじゃない!俺ら元々ギャングスタだしカラーギャングとかちょうどいいじゃん!」

友人Cはラテン系の男なので、いつもこんな感じで軽く適当なのである。ちなみに先ほどの後輩もラテン系なので、同じコミュニティに属しているため仲が良い。

リーダー格のスキンヘッド「じゃあ決まりね。明日から集まりに来いよ。夜7時、Rタウン(繁華街から近い飲み屋や雑居ビルが集まる地域)の入り口あたりに溜まってるから。」

少年A「てか集まって何するんすか?」

リーダー格のスキンヘッド「基本的には特になにもしてないよ。集まってるだけ。上(〇〇会)からの要請があれば兄貴分たちのシノギや揉め事の助っ人にいったり、うちらのチーム以外のとっぽいやつ(不良の意)見つけたら勧誘したり喧嘩したり。そんな感じ。まあ楽しくやってるから。」

少年A「了解です。じゃあ急に刺されるのも嫌だし、明日から集まりいきまーす。寝てたらすみません(笑)」

リーダー格のスキンヘッド「おまえらみたいな気合入ってるやつ周りにいたら連れて来いよ。うちら関東最大の組織めざしてるから。」

少年A「そういえばさっきの僕の先輩らの3人組もドラゴンギャングの支部をこの街でやるとか言ってましたが、それは刺さないんですか。地元の先輩と敵対するの嫌なんですけど。」

リーダー格のスキンヘッド「あいつらのとことは友好結んでるから刺さないよ。俺らは黒で、あいつらは青。本来ならバチバチだけど、友好関係結んでるからお互い干渉はしない約束。」

少年A「なるほどね…。(友好とか敵対とかそういうのがめんどくせえんだっつうの…)」

ともあれ少年Aと友人Cのカラーギャング入隊が決まったのであった。

つづきはこちらから

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