この記事のポイント
- 漢方薬草湯 効能別
- 生薬 入浴剤
- 薬草湯 レシピ
- 冷え性 改善 入浴
- デトックス 薬草風呂
1. 漢方薬草湯とは?
漢方薬草湯は、乾燥させた生薬(漢方薬原料)を浴湯に加え、煮出し・浸出させて楽しむ薬草風呂です。
- 自然のチカラで身体を内側から温め、血行促進や美肌、リラックス効果を得られます。
- 家庭で手軽に取り組める入浴法として、近年エコ&ヘルス志向の方から支持を集めています。
2. 効能別おすすめ生薬一覧

効能 | 生薬(和名/学名) | 特徴 |
---|---|---|
冷え性・血行促進 | 桂皮(シナモン/Cinnamomum Cassia) | 体を温め、末端の冷えを和らげる |
当帰(トウキ/Angelica sinensis) | 血を補い、肌ツヤと血行をサポート | |
デトックス・むくみ | 茯苓(ブクリョウ/Poria cocos) | 余分な水分を排出し、むくみを軽減 |
澤瀉(タクシャ/Alisma orientale) | 利尿作用で余分な老廃物の排出を助ける | |
美肌・抗酸化 | 白朮(ビャクジュツ/Atractylodes macrocephala) | 皮膚の水分保持をサポート |
甘草(カンゾウ/Glycyrrhiza uralensis) | 抗炎症・抗酸化作用で肌荒れをケア | |
リラックス・鎮静 | 柴胡(サイコ/Bupleurum falcatum) | 自律神経を整え、ストレスを和らげる |
龍眼肉(ロンガンジン/Longan Arillus) | 不眠改善、心身のリラックスを促す | |
抗菌・消臭 | 黄柏(オウバク/Phellodendron amurense) | 抗菌・消臭効果で清潔感のある湯を実現 |
艾葉(ガイヨウ/Artemisia argyi) | 防腐・抗菌作用が強く、湿疹予防にも |
3. 各生薬の特徴と使用方法
3-1. 桂皮(シナモン)
- 効果:身体を深部から温め、冷え性や生理痛緩和に。
- 使用量:乾燥スティック1本(約5g)を布袋に入れて使用。
3-2. 当帰(トウキ)
- 効果:“血の万能薬”とも呼ばれ、血行促進と美肌に寄与。
- 使用量:細切り乾燥当帰5〜10gを布袋へ。
3-3. 茯苓(ブクリョウ)&澤瀉(タクシャ)
- 効果:利水・デトックス効果でむくみスッキリ。
- 使用量:各10gずつを合わせて布袋に。
3-4. 白朮(ビャクジュツ)&甘草(カンゾウ)
- 効果:肌の保湿・鎮静。甘草の甘み香でマイルドな湯ざわり。
- 使用量:白朮10g+甘草5g。
3-5. 柴胡(サイコ)&龍眼肉(ロンガンジン)
- 効果:ストレス緩和・不眠改善に。心身を落ち着かせる。
- 使用量:各5gを布袋に。
3-6. 黄柏(オウバク)&艾葉(ガイヨウ)
- 効果:抗菌・消臭で清潔感アップ。湿疹予防にも有効。
- 使用量:黄柏5g+艾葉10g。
4. 薬草湯の作り方・注意点

- 布袋に生薬を入れる
- 上記の使用量をコットンや麻布の袋に詰め、口をしっかり結ぶ。
- 煮出し or 浸出
- 浴槽にお湯(40℃前後)をはり、布袋ごと投入。
- 15~20分ほど漬け置きし、生薬の成分を抽出。
- 入浴時間
- 10~15分を目安にゆったり浸かる。長時間はのぼせに注意。
- 使用上の注意
- イネ科・キク科アレルギーのある方は事前にパッチテストを。
- 妊娠中・授乳中の方は医師に相談を。
- 煮出し後の布袋はガーデニングの肥料として再利用可能。
5. まとめ
漢方薬草湯は、肌・血行・心のケアを一度に叶える贅沢バス。
- まずは“冷え性改善セット”(桂皮+当帰)からトライしてみましょう。
- さらに深めたい方は:当サイトのデトックス入浴レシピ5選もチェック!
自然のチカラで、今日の疲れも明日の冷えも、すっきり解消しましょう!
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