【川崎区で有名になりたきゃ、ひところすかラッパーになるかだ。】は本当なのかまとめてみた

怖い話、ゾッとする話

2025.05.07

川崎南部（川崎区エリア）は、東京と横浜に挟まれた京浜工業地帯の一角にあり、工場夜勤者や出稼ぎ労働者、歓楽街を支える人々が古くから行き交う土地柄です。

その裏側では、以下のような「かつて起きた危険なトラブル」が枚挙にいとまがなく、“治安の悪さ”が語られてきました。

※使用画像はあくまでもイメージです

1. ヤクザ抗争と地下飲食街の暗闘

戦後から続く工業地帯の労働者向け歓楽街では、いくつもの組が縄張り争いを繰り広げ、深夜の路地裏で小競り合いや刃物を使った切り合いが起きてきました。店舗のガラスが割られたり、従業員が巻き込まれてケガをするケースも少なくありません。

川崎駅前や京急大師線沿線の商店街では、自転車に乗った複数人組によるバッグ・スマホ強奪、暴走しながらのひったくりが後を絶たず、買い物客や通勤通学中の学生が被害に遭う事例が繰り返されています。

狭い住宅街の路地や商店街の大通りで、無免許バイクを改造した暴走族がドラッグレースを仕掛け、歩行者をはねそうになるほか、エンジン音で夜間に眠れない住民が続出。警察の取り締まりをかいくぐりつつ、たびたび集団で駆け抜けます。

ある飲み屋街では、酔客同士の揉め事から店長や客が刺されて命を落とす事件が起き、周辺の居酒屋がお通夜ムードに包まれました。事情聴取や目撃証言も困難な路地裏での犯行は、捜査の難航を招くことも。

繁華街の駐車場や公園で、元交際相手による長時間の張り込みや無言電話がエスカレート。女性が警察に相談しても証拠が不十分と判断され、結局事件に発展したケースも報告されています。

深夜バスや終電後の線路沿いで、酔った女性を狙った痴漢や性的暴行未遂が発生。明かりの少ない場所を選んで犯行に及ぶ手口が多く、被害届前に逃走される例が後を絶ちません。

早朝のスーパー駐車場では万引き常習犯グループが出没。持ち場を見張る監視カメラが故障している隙を狙い、店舗のガラスを割って侵入したり、車両を破壊して物色を繰り返してきました。

川崎南部には「BAD HOP」の歌詞にもあるように、“荒くれ者”が目立つ土地柄、危険な事件やトラブルが次々と語り草になります。

通勤・通学や観光で訪れる際は、人通りの少ない裏通りを避け、万一の際には警察・交番への迅速な連絡を心がけることが何より大切です。

これが、“川崎南部の怖さ”を肌で感じずにはいられない現実なのです。

しかし前項までに記載した川崎南部の事件や治安について書いた事は、あくまでも以前の川崎南部の姿です。

昭和、平成中期の川崎南部はたしかに前項までに解説したような事が日常茶飯事の街でしたし、筆者が幼少期の頃は本当に治安が悪く、よくトラブルに巻き込まれました。

しかし当記事執筆時点（令和7年）の川崎南部はかなり再開発と都市化がすすみ、とても近代的な街に生まれ変わりつつあります。

特にJR川崎駅、京急川崎駅周辺の発展はすさまじく、洗練された近代的な建物やクリエイティブな施設が続々増えております。

その近代化の波が徐々に駅前から海側にも広がっているというのが、令和の川崎南部の現状になります。

一部昔ながらの川崎南部のなごりを残す地域も存在しますが、それでも筆者が青春を過ごしたあの治安の悪い川崎南部は、もうほとんど残っていないと感じています。

これには都市開発に携わってくれている方々や、地元住民の並々ならぬ努力と苦労が大きく関わっており、少しでも住みやすい街にしよう。子供たちが安心して暮らせる街を作ろう。という熱い想いを感じずにはいられないのです。

なので昔の良くない川崎南部のイメージを持っていて、いまだにあまり近づいていないという方がもしもおりましたらば、是非一度川崎南部に観光に来てみて下さい。

もちろん人気の少ない所や裏路地、工場地帯の危ない場所などは行かないようにして、どうか安全、健全に遊んでくださいね(#^^#)