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【5話】実録|東京ギャング物語 ~ギャングの仕事~

ネット小説
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著:アンダギーサンダギー

※この話は実話を基にしたリアルな物語ですが、実在する団体や個人名を伏せるために、至る所に仮名を使っています。


前回のエピソードはこちらから

ギャングの仕事

それから何か月か夜7時になると少年AはRタウンに行き、ブラッドパラダイスのメンバーと一緒にバカ話をしたり、小さな悪さをしたりして楽しく過ごしていた。

ある日の事である。繫華街を何人かのメンバーとフラついていると、派手な女を連れたB-boyが「あ、お疲れ様です!」と話しかけてきた。

どうやらGさんと顔見知りらしく、Gさんに向けて挨拶をした様子である。

すると今までは笑顔だったGさんの表情が突然曇り、怖い顔つきになった。

Gさん「おお、おまえ金はどうなってんの。」

B-boy「すみません。もう少し待ってもらって良いですかね…。必ず用意しますんで!」

Gさん「舐めてると殺されるよおまえ」

B-boy「すみません…。必ず近日中に…。押忍。失礼します…。」

そう言い残し気まずそうに女連れのB-boyは去っていった。

少年A「誰ですか今の?」

Gさん「うちのシマで〇〇って店を経営してるやつだよ。みかじめ料払わないからちょっとこの前話したんだけど、まだ払わない気みたいね。」

今もまだみかじめ料(ヤクザへ納める場所代のようなもの)という文化が残っているのかはわかりませんが、当時はまだ少年Aが生きた街にはあったようですね。

Gさん「今度あいつの店潰しに行くから、暇なヤツ何人か来いよ。」

少年A「潰すってなにするんですか?」

Gさん「もちろん店んなかの物片っ端からぶっ壊すんだよ。あいつさらっても良いし。」

少年A「そんな大っぴらにやったらお巡りにチクられて全員パクられるんじゃ?」

Gさん「チクったりなんかしたらその後殺される事をあいつもさすがにわかってると思うよ。ここは俺らというか〇〇会の街なんだ。」

Y「でもイイ女連れてましたね。」

Gさん「モテるんだよあいつ。」

Gさんがそう言うと、その場にいたメンバーは全員笑った。

つづきはこちら

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