今回はLAと神奈川を拠点にデニムペイントやステッカー、アパレルや雑貨などの制作活動を行うクリエイター【KENS】の、低品質なTシャツへの想いや、独特な感性と自身の活動について深堀り致します。

KENSの創作活動プロフィール

川崎南部のディープサウスエリアに生まれ、35年以上を過ごす。HIPHOPやタトゥーカルチャーに精通し、神奈川、東京などのアンダーグラウンドシーンで感性を磨き、様々なアウトサイダーアートを産み出し続ける。

20代で渡米した際にアメリカの自由で気ままなスタイルに強く惹かれ、2年に渡り本場ロサンゼルスのアートイベントやタトゥースタジオ巡りをし、様々な有名アーティストへの取材を決行。
帰国後、自身が代表を務めるMDCグループに新たにMDCクリエイターチームを設立。
現在はLAと神奈川の2拠点生活をしながら、アパレル制作や雑貨制作、デニムペイントなどをメインにアート活動を行っている。


低品質なTシャツプロジェクト

そして2025年、KENSが新たにアートプロジェクトを立ち上げた。
その名も【低品質なTシャツプロジェクト】
クオリティを追求せず、なぜあえて低品質さを前面に押し出したTシャツなのか、それを当記事限定で特別に解説いたします。

という事で最近誰からも取材されないから、もう自分で記事にしました。
低品質なTシャツ制作への想い
高価なアパレルに疲れた



なぜ低品質さにこだわっているのかと言いますと、シンプルに高価である事に疲れたからです。
有名なデザイナーがデザインしたアパレルやハイブランドのバッグ、限定物のスニーカーにレア物のアクセサリー、どれもなかなかにお値段が高いですよね。
たしかに値段が高い物にはそれなりの理由がありますし、実際にやっぱりカッコイイ物、イケてる物が多いのは確かです。
KENS自身も、若い時はブランド品や限定物、海外のハイブランドなどにお金を使った時期がありました。
Tシャツ1枚に2万円、デニム1本に10万円…、今思えば正直アホらしいんですよ(笑)
しかもそのデニムは大事にしすぎるあまり、結局部屋に飾っているうちに月日が経ち、1度も履かずにハーフパンツにリメイクしてしまうというクレイジーな結末を辿りました。

私はある時ふと思いました。
もう全部めんどくせえ。
Tシャツくらいはチープで良い

そしてある時「Tシャツくらいは雑に扱えるくらいチープで良いんじゃないの?」と思い立ち、低品質なTシャツプロジェクトを立ち上げたのです…。
だって高い服着て汚れるのを気にしてちゃ、思いっきり遊べないじゃない。外で喧嘩もできないし(笑)
というわけで、Tシャツなんてチープで、消耗品で良いじゃない。をコンセプトに、返り血を浴びたり、泥にまみれたり、地面に叩きつけられて破けたりしても気にならないような、そんなチープでラフで、自由なTシャツを作りたかったのです。
だけどデザインがダサすぎたんじゃ遊びにも着ていけないので、チープでもお洒落に着こなせる、そんなTシャツを作る事にしました。
KENS作Tシャツはどこで買えるの?
現在は自身用に制作したり、身内に配ったりしているのがメインで、ひっそり運営に携わっているネットショップなどに少し置いたりしている状態です。
2026年中には知人のTシャツ専門店にガッツリ置いてもらう予定なので、もし欲しい人がいたらそれまでお待ちくだせい。
ちなみに実はKENS作のブリキ看板やポスターなどは、既にひっそりといろんなネットショップに少しずつ置いていて、これが意外と売れているので、もしかしたらこの記事を読んでいる人の自宅にもKENS BOMB落ちてるかもしれませんぞえ…。




↑基本的に1点ものでやってるのでもうないですが、こんな感じのチープな看板作ってます(笑)
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